【栄光サイエンスラボ】幼児・小学生・中学生のための科学実験教室

実験レビュー

ドクターコース(小学5~6年生)「発電のしくみ」
[経堂校]

今回の実験テーマは「発電のしくみ」です。
風力発電では風の力でモーターを回して電気を起こしていますね。
モーターの回転により実際に電気が起こせるのか、実験で確かめてみましょう!

まず最初に、電流計に繋いだ100回巻きのコイルに磁石を近づけます。
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電流計の針が動きました!『電気が発生している!』
コイルに磁石を出し入れすることで、コイル内の磁界が変化し、その結果電流が発生しました。
『確か、コイルに電流を流したら磁界が発生したのは覚えてるよ!』など、電磁石の実験を思い出している生徒もいました!さすがドクターコース!

次に、モーターを使って発電のしくみを確かめます。
まずは、モーターを分解して中を調べてみましょう。
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両端に永久磁石・中に赤いコイルが巻かれた電磁石が入っていました。
それぞれの磁石が引きつけ合ったり退け合ったりすることでモーターが回転します。
また、モーターを回転させることで電気を起こすことができます。

では、モーターに豆電球をつないで見ましょう。
勢いよくモーターを回転させると・・・・
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『豆電球が光った!』『電池に繋いでいないのに光った!』
モーターの回転により電気が起きていることが確かめられました。
さらに、電流計に繋いでどれくらいの電気が発生しているか調べてみました。
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モーターを速く回転させたときと遅く回転させたときでは発電量が異なりました。
『発電量を多くするにはたくさん回さないといけないんだ』

最後に、簡単な検流計を作りました。
検流計を100回巻きコイルに繋いでコイルに磁石を近づけてみましょう。
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『磁石を入れる方向で針の振れる向きが違う?!』
コイルに入れた磁石を動かすと検流計の針が動きましたが、磁石の動きををコイルの中で止めると針の動きも止まりました。
検流計の下についている磁石が、コイルに電流が流れることで発生した磁界と反応し針が動いたのですね。

今回はモーターを使い発電のしくみを調べました。
モーターや電磁石は私たちの身の回りでたくさん活用されています。
どんなところで使われているのかぜひ調べてみてくださいね。

栄光サイエンスラボ 経堂校


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