【栄光サイエンスラボ】幼児・小学生・中学生のための科学実験教室

実験レビュー

イングリッシュコース(小学1~6年生)「Let's Make Tortoise Shell Candy」
[自由が丘校]

今月は『Let's Make Tortoise Shell Candy~The Nature of Sugar~』の実験です
べっこうあめ作りを通して、砂糖が持つ性質を実験で確かめました。

実験1では、塩と砂糖を火で直接加熱したときにどのような変化が起こるのかを確認しました。
塩ではほとんど変化が見られませんでした。

一方、砂糖では加熱していくと次第に無色透明の水滴なようなものができ、少しずつきつね色に変わった後に最後は真っ黒に焦げてしまいました。
水滴なようなものが1つずつ合体し大きくなっていく様子や色が変わっていく様子が見られて、楽しかったようです
また、加熱している途中、砂糖の甘い香りが実験室に広がっていました
E210901.JPG

E210902.JPG

実験2では、実際にべっこうあめを作りました。
アルミカップに砂糖と水を加え、アルコールランプで加熱しました。
E210903.JPG

加熱していくと沸騰して、しばらくして無色透明からきつね色に変わっていきました。
この無色透明→きつね色→こげ茶色の温め加減が難しいです
E210904.JPG

E210905.JPG
加熱しすぎて黒っぽくなってしまった子もいました
それは、プリンの底にある苦みのあるカラメルソースですね

最後の実験3では、ガーゼにザラメを包み、それを水につけた時の様子を観察しました。
E210906.JPG

ガーゼの底から茶色いもやもやしたものが、滝のように落ちてきました。
E210907.JPG

E210908.JPG
ザラメのとけた水がガーゼのすき間から染み出し、ザラメが溶けた水と水の密度の違いでもやもやが見えたのですね。
この現象を『シュリーレン現象』といいます。

砂糖一つとっても、いろいろな楽しい実験ができるのですね

栄光サイエンスラボ 自由が丘校


z-kai group