実験レビュー

  • マスターコース(小学3~4年生)「生物の遺伝を科学する」

    マスターコースの実験は「生物の遺伝を科学する」です。
    遺伝や遺伝子については高校生で学習する内容です

    『「遺伝」って聞いたことある?』
    「あるよ!」
    「遺伝子!」
    「お母さんやお父さんと似てること!」

    などなど「遺伝」という言葉についてみんながもっているイメージを聞いてみました。 難しい内容ですが結構みなさんが知っていてびっくりしました

    『遺伝』とは親の特徴が子へ伝わることをいいます。 実際には『遺伝子』の本体であるDNAという物質によって伝えられます。 そのDNAは細胞の核の中に染色体としておさめられています。 また、メンデルの法則から現れやすい特徴を『顕性』・現れにくい特徴を『潜性』ということも確認しました。
    ※少し前までは優性・劣性といっていましたが、言い方が変わりました。

    それでは実際にDNAを取り出していきましょう
    今日は鶏レバー(動物細胞)とブロッコリー(植物細胞)からDNAを取り出します。
    まずはじめに食塩と洗剤を混ぜてDNA抽出液を作ります。
    M1911101.JPG
    これがDNA抽出液です。

    続いて鶏レバーの細胞からDNAを抽出しました。
    抽出液と混ぜ、ろ過をしたあと最後に慎重にエタノールを注いでいきます。M1911102.JPG
    すると白いモヤモヤしたものが浮いてきました!
    M1911103.JPG 
    細胞の中にあったDNAがたくさん集まり、見えるようになりました。
    「これがDNA?!」
    「細い線が見えてくると思ったけど、イメージと違った

    初めて見た実際のDNAに驚きつつ、続いて植物であるブロッコリーのDNAも取り出していきます。
    細胞を細かくして、抽出液を加えていきます。
    M1911104.JPG 
    さあ、ブロッコリーのDNAが出てきました。
    M19110105.JPG 
    鶏レバーとブロッコリーでは違いがあったかな?
    「どっちも白くてモヤモヤしている」
    「見た目は似てる」
    そう動物も植物も同じ物質を使っているのですね

    「なんで同じなんだろう・・・」
    などDNAに対してさらに様々な疑問が浮かんできた生徒もいました。実際に実験して新たな疑問や興味がでてきたみたいです
    近い未来でまた学ぶ機会があったとき、今回の実験を思い出してもらえると嬉しいです

    栄光サイエンスラボ センター北校




まずは、授業体験にお申し込みください!
実施日時は教室によって異なります
ご希望の教室ページにてご確認ください
TOPへ