- ドクターコース(小学5~6年生)2月前半実験レビュー
- [センター北校]
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今回の主役は「プラスチック」です。
私たちの生活に欠かすことのできないものですが、
どのように作られているのかを探りました今、パッとみなさんの周りを見渡しても、プラスチックを見つけられる思います。
なぜ、プラスチックはこんなにもたくさん使われているのでしょうか?
軽い・丈夫である・水や薬品に強い・簡単に作れる・・・
これだけ見ても、とても便利な物質なので、非常にたくさんのプラスチックが使われるのも納得できます。
今回の実験では、熱硬化性樹脂というプラスチックで模型を作り、その性質を探りました!
まずは自分の指の模型作りです。
実は多くのプラスチックは形を作る時に、『型』を使います。
実験前にどんなもので型が作れそうか予想してもらいました。
「ゼリー?セメント?」・・・なかなか良いアイデアですね
今回は歯医者さんが歯型を取る時に使う「印象材」を使いました。
やり方は簡単で、印象材の粉末を水に溶き、クリーム状になったら自分の指をズブリ!しばらくすると固まるので、指を抜いて型の完成です
この穴が指の型です。続いてプラスチックの材料となるものを混ぜていきます。
そして型に投入!
最初は透明でしたが、時間が経つにつれて白く濁り・・・
「あっ!白くなった」
「しかも、コップが熱くなってる」
そうなんです、今回使用したのは熱硬化性樹脂というプラスチックで、材料を混ぜる事で発熱し、その熱で硬くなる性質を持つプラスチックなのです。
ですからコップが熱くなり、しばらくすると白くなった部分はとても硬くなります!そして出来上がったのが・・・
「おおーリアルー
」
指紋や指のしわまで細かく再現されており、ここまでリアルにできることに驚いていました。プラスチック製品は私たちの生活になくてはならないほど、便利なものです。
その反面、自然分解されにくいという問題についても考えました。
今回の実験が、その問題を考えるきっかけになってくれたら、うれしいです。栄光サイエンスラボ センター北校 髙久