実験レビュー
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マスターコース(小学3~4年生)8月②実験レビュー「黒曜石の利用」
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実験内容が、よりお分かり頂けます
黒曜石の利用
みなさんは「黒曜石」を知っていますか?
社会科の授業で、大昔に石器として使われていた事を習った方もいるかもしれません
実験ではまず、黒曜石の観察をしました。
「黒以外にオレンジっぽい色の部分もある
」
「表面がツルツル~
」
次に、昔の人たちと同じように黒曜石を刃物として使ってみました
紙を黒曜石で切ってみます。
比較として、カッターで紙を切ってみました。
「カッターの方が思ったように切れる!」
「昔の人はこれで肉とか切っていたのだから、大変だったんだね~
」
実際に黒曜石を使ってこそ分かることですね
また、黒曜石には水分が含まれていて加熱すると中の水分が蒸発して膨らみ「パーライト」になります

まずはパーライトを観察しました。
「黒曜石からできたものなのに全然違う
」
「スポンジみたい・・・」
試しに手でつぶしてみると・・・
簡単に粉々になりました
顕微鏡で黒曜石とパーライトを観察してみると・・・。
顕微鏡で見ると、違いがはっきり分かりますね
パーライトには小さな穴がたくさん開いていました。さて、黒曜石からパーライトがどうやってできるかを調べてみました。
黒曜石を加熱することは難しいため、代わりにトウモロコシ
で実験しました。
ポップコーンを作る様に加熱すると、ポンポンと音が鳴り、加熱後に開けてみると・・・
できました
みんなお馴染のポップコーンです。
トウモロコシの中に水分があり、加熱することで膨らみます。
ポップコーンの中を観察すると、ザラザラしている事を発見
小さな穴がたくさんできたのですね
黒曜石も同じ事が起き、パーライトに変化したことがわかりました
黒曜石やパーライトは、地球の中で長い年月をかけて生成されます。
その様子を直接見ることはできませんが、他の岩石についても調べるきっかけになったかと思います。
また、他に黒曜石を利用できる方法を探ってみるのも楽しいですね
次回の実験もお楽しみに




