実験レビュー

  • ポストドクターコース(中学1~3年生)2月授業レビュー「プラスチックの性質」

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    プラスチックの性質

    私たちの身近にあるプラスチック製品と言えばどんなものを思い浮かべますか?
    ひと言で『プラスチック』と言っても、実は様々な種類があります。
    では、種類によってどんな違いがあるのでしょう
    まずは、プラスチックの種類による違いを比較しました。

    今回比較したのは、日常的によく使われている5種類のプラスチックです。
    ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)
    PD17022301.JPG
    見た目にも違いがありますね

    では、これら5種類のプラスチックを水の中に入れるとどうなるでしょうか?
    PD17022302.JPG
    ポリエチレンとポリプロピレンの2種類は水に浮きました
    この2種類は、水の密度の1g/㎤よりも密度が小さいため水に浮くことがわかりました。

    次に、アルコールランプで火をつけてみました。
    種類によって燃え方にも違いがあるのでしょうか
    ペットボトルなどに使われるポリエチレンテレフタラートは燃えにくく火がつきませんが熱で変形しました。
    PD17022303.JPG
    買い物袋などに使われるポリエチレンや、ストローなどに使われるポリプロピレンは、火をつけると溶けながら燃えます。
    火が付いたまま溶け落ちる様子にすこしびっくりしました
    PD17022304.JPG
    このように見た目以外でも、水に浮くかどうかや、燃え方でプラスチックを分類することもできるんですね

    次は、プラスチックから繊維をつくりました。
    どのようにしたらプラスチックから繊維を作ることができるのでしょうか

    1つ目の方法が溶融紡糸法です。
    パスツールピペットにストローを差し込み、下からアルコールランプで熱し、ピペットの中でストローを溶かします。
    溶けたストローを押しだし、ピペットの先端から出てきたところをピンセットでつまんで引っ張ると・・・
    PD17022305.JPG
    写真のように溶けたストロー伸び、糸のようになりました。
    合成繊維の中ではポリエステルやナイロンが、このような原料を熱で溶かして糸状にして冷して固めるといった方法で作られています。
    ちなみに、ポリエステルはペットボトルと同じ、ポリエチレンテレフタラートからできています。

    2つ目の方法は湿式紡糸法です。
    ポリビニルアルコール(PVA)が入った洗たくのりを硫酸アンモニウム溶液の中に入れ、ピンセットで引っ張ると・・・
    PD17022306.JPG
    写真のような白い繊維状の物ができました。
    ビニロンという繊維がこのような製法で作られています。

    プラスチックは私たちの生活にはなくてはならないものとなっています。
    どんなものに、どの種類のプラスチックが使われているか調べてみると面白そうですね

    それでは次回もお楽しみに。

    栄光サイエンスラボ 南浦和校 松本




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