【栄光サイエンスラボ】幼児・小学生・中学生のための科学実験教室

Team KUROSHIO 深海への挑戦

皆さんは「クラウドファンディング」という言葉を知っていますか?
私は昨年クラウドファンディングに挑戦し、お礼にあたる報告会に参加しました。
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クラウドファンディングとは『こんな事に挑戦したい!』という人に賛同した人が資金などを提供することです。 私がいくら提供したかはヒミツですが、最低一口5,000円なので、価格的に参加のハードルはそれほど高くはありません。 (一口の額はプロジェクトにより異なります)

私が支援したTeam KUROSHIOは海洋研究開発機構(JAMSTEC)などに所属するスタッフから成る組織です。
Team KUROSHIOはXprize財団が課す"40フィート・コンテナ1個分に収まるロボットシステムを利用し、 16時間以内に海底2000m・広さ500平方kmの海底地図を作り、さらに海底の写真を撮影する"に挑戦しています。
クラウドファンディングで集まった資金は、このコンテナの輸送費やメンバーの航空券代と滞在費に充てられました。
Xprize財団は先行する月面ローバー・ハクトの挑戦が有名なのでご存知の方も多いかもしれませんね。

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◆報告会の会場はJAMSTEC東京事務所でした。

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◆報告会参加の他にもキーホルダーやペンなどのノベルティもいただきました。

現在の海底探査は3つの方法があります。
・ダイバーが潜って人が直接調べる
・しんかい6500などの有人探査機に乗り込んで調べる
・調べたい所まで船で移動し、ケーブルで繋いだ無人探査機を海に降ろして調べる

いずれも人が関わるので費用や時間がかかります。
Team KUROSHIOは無人の船で無線の機械を運び、海底を調べるという方法に挑戦しています!
この方法でXprize財団の課題に挑戦することで、将来、研究者や企業が欲しいデータをネットで注文し、 現場海域に近い地上からのオペレーションでデータを手に入れるという"One click Ocean"というサービス構築を目指しています。

私の資金提供のかいあって(笑)、 Team KUROSHIOは書類選考をクリアし、技術評価試験も恙無く終了したという報告がされました。
書類選考でエントリーした32チームから21チームに減され、技術評価試験の結果は4月に発表されるとのこと。
嬉しい報告をしてもらえるのを楽しみにしています!

報告会では、Xprize財団の課題に挑戦するのは通過点に過ぎず、その先の未来を見据えているのに驚きました。
Xprize財団の課題をクリアし、賞金が出たらどう山分けするのか質問したところ、 その賞金は"One click Ocean"というサービス構築の為に投資するとのことでした。
少しはチームメンバーのポケットマネーになるのかと思っていたのですが、志が高い!!!

最後に私がクラウドファンディングをした思いを書かせて頂きます。
私はサイエンスラボでサイエンスの魅力を提供し、将来の選択肢の一つに科学者を上げる子を増やしていると自負しています。
この子達が実際に研究者になったとき、金銭面で困窮し、希望する研究が出来ないのはとても悲しいことです。
今回私が投資した額はとても小さな額ですが、この投資したという行為が(そしてこの様に記事にしている)ことが 研究の支援になり、研究者以外も研究に携わることができる社会作りの一助になれば良いなと思っています。

Team KUROSHIOについて詳しくはコチラ⇒ https://team-kuroshio.jp/
学術系のクラウドファンディングはコチラ⇒ https://academist-cf.com/

栄光サイエンスラボ 巣鴨校 新村