栄光サイエンスラボ ~本格的な科学実験を通して論理的思考力を育成する~ 新年度開講

科学実験!先生ブログ

ポストドクターコース(中学1~3年生)2月実験レビュー
[南柏校][ポストドクターコース(中学生)]

冬になると、ゆううつな静電気。
私は静電気がたまりやすいのか、車のドアを開けるとき。
食器棚の取っ手に手を触れたとき。
簡単にビリッと来てしまいます

今月の実験は「静電気」について実験しました。

①静電気を発生させる方法
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写真を見てください。
左は塩ビパイプ(プラスチック製)で、右はアルミパイプです。
塩ビパイプは電気を通さず、アルミパイプは電気を通します。
それぞれキッチンペーパーでこすり、ティッシュペーパーを近づけてみました。

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すると、塩ビパイプにはキッチンペーパーがくっつきました。
アルミパイプは電気を通すため、こすっても静電気が逃げてしまい、くっつくことはありませんでした。
棒をこすれば、静電気は発生すると思いがちですが、棒の性質も大事なようです

②静電気で動くもの
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氷も、動きます
「えっ?意外~」という声がたくさん挙がりました。
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ゴム風船は定番です。
好きに動かすだけで、楽しいですね。
互いの髪の毛に棒を当てあったり、顔に近づけたり・・・生徒のみなさんいろいろ試していました

③静電気発生装置
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用意するものはこれだけ、簡単ですね
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トレイを思いっきりティッシュペーパーでこすります。
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アルミ皿をトレイの上に置き、人差し指で触ると・・・ピリッと来ました
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しかしこの装置はここからがおもしろい、プラコップを持ち上げ、同じところを触ると・・・「ピリッと来た!」
さらにもう一回トレイにおいて触るとピリッと来て、また持ち上げるとピリッと来る・・・
そう、何度も繰り返し静電気が起こせる装置なのですね

④ライデン瓶
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この装置がライデン瓶です。といっても、瓶ではありません。
世界で初めて、この装置が作られた時、水が入った瓶を使っていたのです。
ちなみに、ライデンとは人の名前ではなく、大学の名前だそうです。
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やり方は、いたって簡単。
アルミパイプをこすり、アルミホイルで作った板に静電気をためます。
左手でコップに巻いてあるアルミホイルを触り、アルミ板に人差し指を触れると・・・
「痛いっ

アルミ板にたまった静電気が、人差し指のところで放電しました。
私たちが、車のドアに触ると痛く感じるのも、体の中に電気がたまっているからなのです。
静電気が溜まるのは、たまらない!という人がほとんどでしょうが、 家電製品の中には必ずと言っていいほどこれと同じ原理の電子部品が組み込まれています。

今回は、道具を作って、静電気を実感するものがほとんどでしたが、 学び始めると奥が深い静電気の世界。 静電気に興味を持ったみなさん、まずは実験から始めてはいかがでしょうか。

栄光サイエンスラボ 南柏校 塗師