【栄光サイエンスラボ】幼児・小学生・中学生のための科学実験教室

『塩素系消毒液の作り方』

アルコール類の消毒薬がなかなか手に入りませんね。 今回はアルコール類よりも多くの病原体に有効と言われている塩素系消毒薬の作り方を紹介します。

塩素系消毒薬とは次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした消毒薬です。 アルコールよりも消毒効果が高いためノロウイルスやロタウイルスなど様々な病原体に有効です。
※消毒効果が高い分、人体に対しても有害です。最後の注意点まで必ずお読みください※
消毒0.JPG

使用用途
OK! 物の表面の消毒(ドアノブ、照明スイッチ、水道の蛇口など、みんながよく触る所)

使えません! 手指、色落ちを避けたい衣服

★用意するもの★
・塩素系漂白剤(今回は花王さんのハイターを使用します)
・よく洗った空のペットボトル(1Lサイズ)
・ペン
・メモ帳や付箋 ・ゴム手袋

<0.05%消毒液の作り方>
動画で見る場合はコチラから花王さんのHPを参考にしています)

※風通しの良い部屋で行いましょう。

1、両手にゴム手袋をつけます。
消毒1.JPG

2、ハイターは生産時に6%の濃度で調整されていますが、時間がたつと薄くなってしまいます。   そのため、まずはハイターの購入日を確認します。

3、購入日から時間が経つほど必要なハイターの量は増えます。下の目安を確認し、ゴム手袋をして、空のペットボトルにハイターを入れます。
★目安★
・購入から3ヶ月以内:水1リットルにキャップ約0.4杯(10ml)
・購入から1年以内:水1リットルにキャップ約0.6杯(15ml)
・購入から3年以内:水1リットルにキャップ約1杯(25ml)
消毒2.JPG

4、ペットボトルいっぱいまで水を入れます。
(写真のペットボトルは2リットルのため、量って1リットル分入れています。)
消毒3.JPG

5、ふたを閉めたら、ペンで用意したメモ帳に、薬品名、濃度、希釈日を目立つように記載しペットボトルにしっかりと貼り付けます。ペットボトルに直接書いても良いでしょう。
消毒4.JPG

<注意点>
塩素系消毒薬は手指の消毒には使えません。(強いアルカリ性のため) またアルコールに比べ毒性が強いので、ドアノブや机、トイレなどを塩素系消毒薬で拭いた後は、水拭きするか、アルコールで2度拭きしましょう。

噴霧使用はNG! 何度もお伝えしていますが、毒性が高いのでスプレー容器などに入れて噴霧はしないでください。

・作り置きせずにこまめに作ろう! 塩素系漂白剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは、常温で保管していても有効成分が壊れ、濃度が薄くなっていきます。

皆さんもご存じの通り、ウイルスは物についてもしばらく生存しています。 塩素系消毒薬は実際に清掃業者や医療現場でも使用されている効果の高いものですので、正しく使って、ウイルスから身を守りましょう。

栄光サイエンスラボ