【栄光サイエンスラボ】幼児・小学生・中学生のための科学実験教室

スペシャリスト講座レポート3 ~日本大学~

8/21(水)、神奈川県藤沢市にある日本大学生物資源科学部にて、スペシャリスト講座を開催しました!
各コースに分けて簡単に報告させていただきます。

Aコース(高学年推奨)
生命農学科の水田先生にご協力いただき、「花の色素とpH(ピーエイチ)」についての実験をしました!

今回の実験では、-196℃の液体窒素とすり鉢を使い、ペチュニア(赤・紫)とバラ(黄)の花弁に含まれている光吸収物質である色素(アントシアニンなど)を抽出し、身の回りの食品や薬品を使ってpH(ピーエイチ)を変えた時の色素とpHの関係を調べました。
まずは、水田先生からなぜ葉っぱの色が緑色に見えるのか?について、アジサイの花を例にわかりやすくお話をいただきました。

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私たちの目に映る太陽の光の内、目で見ることが出来るものを可視光といい、お肌の天敵である紫外線やロボットのセンサーなどに使われる赤外線の光は目に見えないそうです。

可視光の色には、虹色、つまり7色あるといわれており、葉っぱには、クロロフィルという可視光を効率よく吸収する色素が含まれていて、特に緑色以外の色を吸収し、緑色をはねかえします。

このため、私たちの目には、葉っぱからはねかえってくる緑色の光が見えるのですね。SP1908102.jpg

また、pH(ピーエイチ)は、水溶液の液性(液体の性質)である「酸性」「中性」「アルカリ性」のどの性質にあたるかを調べるために必要であることが分かりました。
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さて、こうした原理を学んだところで・・・実験器具に慣れましょう と、大学で扱うピペッター(液体の量を測る装置)の使い方を水田先生から伝授☆
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なかなか使い方に慣れるのが難しい

そして、いよいよペチュニアやバラの花弁を、液体窒素を使ってバラバラに!!
バッキバキだ~、という子供たちの黄色い声が響いたのは言うまでもありません

花弁の色素を抽出するために、バキバキの花弁をすり鉢で、すかさずゴリゴリ・・・
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ペチュニアもバラも、抹茶の粉みたいになってきた所で、水を加え、遠沈管に同量移し、塩酸、お酢、水(基準)、重曹、水酸化ナトリウム水溶液の5つの水溶液を加えてみました。
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☆実験結果☆

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ペチュニア:「5色に分かれた~、綺麗~」 生徒達は目移り
バラ:「みんな黄色っぽい~、ペチュニアと違う~」 ペチュニアもバラもpH試験紙が同じように色が変わりましたね!!
どうやら、綺麗に5色に分かれたペチュニアには、アントシアニン色素が多く含まれているために、液性を変えると花弁の色も変わるようですが、バラにはアントシアニン色素が無く、色が変わらなかったようですSP1908110.jpg

大学などでしか扱えない液体窒素や実験器具を使える貴重な経験をして頂くことができ、みなさん満足して頂いたようです

Bコース(低学年推奨)

日本大学 生物資源科学部 くらしの生物学科 相澤先生ご指導のもと、微生物の観察を行いました!

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まずは、微生物クイズ! 微生物は私たちの身の回りで、いろいろなものに使われています! たとえば、ヨーグルトを作るのは乳酸菌です! では、次のうち、微生物が作っている食品とそうでないものはどれでしょうか・・・?

1:パン、2:みそ、3:しょうゆ、4:なっとう、5:とうふ、6:こんにゃく、7:ナタデココ、8:うめぼし、9:チーズ、10:かつおぶし
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みんな、悩んでいましたね!

正解は・・・
☆微生物の力を利用して作られているもの: パン、みそ、しょうゆ、なっとう、ナタデココ、チーズ、かつおぶし
☆微生物の力を利用していないもの: とうふ、こんにゃく、うめぼし

とてもたくさんの食品が微生物の力を利用して作られているのですね!
では、その微生物たちはどんな姿をしているのかな・・・??

【虫めがねでの観察】
みそ、なっとうを観察しよう! まずは、みなさんにもおなじみの虫めがねを使って観察しました!
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レンズの大きさによって、見える大きさが変わるなんて、不思議でしたね! さて、微生物は見えたかな?

【実体顕微鏡での観察】
次にいよいよ、実体顕微鏡を使います!
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虫めがねよりも大きく見ることができましたね! ピントを合わせるのが少し難しかったかな? 実体顕微鏡はラボの実験室にある光学顕微鏡と違いましたね! 最後になっとう菌、コウジカビ、乳酸菌をそれぞれ寒天培地で培養したものも観察しました! コウジカビはとてもフサフサでしたね♪

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お土産のテキストとシールは大切な宝物ですね! もっと身の回りに微生物がいないか探してみよう

次回も、一日大学生の気分を味わいながら、最先端の研究を体験しに来てくださいね

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鷺沼校 小橋
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