【栄光サイエンスラボ】幼児・小学生・中学生のための科学実験教室

実験レビュー

マスターコース(小学3~4年生)「くぎモーターを作ろう」
[勝どき校]

くぎモーターを作ろう
電流と磁力がテーマです。

電気コード、電線、豆電球を点ける導線など、電気を通すものに電流が流れた時、その周りに磁力が発生する。という自然のルールがあります。
その時、近くに磁石が置いてあると、磁石から出る磁力と、電流によって発生した磁力が力を及ぼし合い、「力」が生まれます。
実際に実験で確かめた様子がこちらです。
M200703201.jpg
台紙にアルミパイプを固定し、中心部分に磁石を置きます。さらにアルミパイプの上に炭素棒を置いて、アルミパイプに電気を流すと・・
M200703202.jpg
炭素棒が左に動きました
これはアルミパイプを介して炭素棒に電流が流れ、そこに磁力が発生、下に置いてあった磁石と反発しあって炭素棒が動いたという結果です。
実は流す電流の向きや、磁石のN極S極を変えると、炭素棒の動く向き=発生する力の向きが変わります。この原理については高学年コースで「電磁石」を扱う際に学んでいきますが、「電流によって力が生まれる。電流をコントロールすると力の向きをコントロールできる」という点は非常に重量なポイントなので押さえておいていただきたい所です。

続いての実験では、くぎに電流を流して生まれた磁力によって回転させるくぎモーターを作りました。
導線、乾電池、くぎ、磁石を下のように組み立て、通電させると・・M200703205.jpg
旗がついたくぎが回転しました
さらに、くぎについている旗を取ると・・
M200703206.jpg
回転スピードが跳ね上がり、導線とくぎの接触部分に火花が散るという凄い事に
生徒のみなさんは大いに盛り上がって楽しんでいました

電流と磁力の利用は、現代社会に無くてはならないものです。なので、この分野をしっかり学ぶことはとても大切だと考えています。
ぜひ持ち帰ったキットで、楽しんで実験して、沢山学んでいただきたいです。

栄光サイエンスラボ 勝どき校


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