- ポストドクターコース(中学1~3年生)「触媒の科学~酸素の発生~」
- [センター北校]
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実験テーマは「触媒の科学~酸素の発生~」です。
酸素の発生は、ドクターコースの気体の発生でも行っていますよね。
中学部では、触媒作用を知るために、生レバーを用いて実験も行いました。【実験1】
まず酸素は、過酸化水素水に二酸化マンガンを入れることで発生します。
線香の火を近づけると...
生レバーと過酸化水素ではどうでしょうか?
二酸化マンガンと同様に線香の火が大きくなりましたね。
(酸素が発生したことがわかります)【実験2】
二酸化マンガン、レバーを①加熱(100℃)②希塩酸 ③水酸化ナトリウム水溶液 の条件下ではどうなるかを行いました。
<結果>
二酸化マンガンを入れた試験管からは気体が発生しましたが、レバーの方はどうでしょう?
①、②では気体が発生せず、③ではわずかに発生していることがわかります。触媒そのものは反応前後で変化はないのですが、
生体内の触媒(酵素)は熱や過激な環境では性質が変わってしまうからなのです。
(例えばですが、ゆで卵は生卵に戻りませんよね)最近は「酵素」が注目浴びる機会が以前より多くなってきましたが、
体には消化を助けたり、維持するための酵素がたくさんあります。
生命は有限です。
これを機に生体内の酵素に興味を持ち、毎日頑張っている自身の体も労わってくださいね。栄光サイエンスラボセンター北校 森田