- マスターコース(小学3~4年生)「蒸気船を作ろう」
- [経堂校]
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4月前半の実験は「蒸気船を作ろう」です
水の状態変化と体積変化を利用して進む船を作りました。まずは、水の状態変化と体積変化を観察してみましょう。
生石灰(酸化カルシウム)に水をかけ、その反応で発生する熱によって水を水蒸気に変えました。
『わ!袋がパンパンにふくらんでる!』でも、しばらく経つと袋がしぼみ始め、袋の内部には水滴がつきました。
この実験から、水が温められて水蒸気になると体積が大きくなること、また室内の温度で水蒸気が冷やされて水に戻ると体積は小さくなることが分かりました。では、いよいよ蒸気船をつくってみましょう。
ウレタンの板の上に耐熱シートで覆った土台をのせて、アルミパイプを張り付けます。
最後にアルミパイプの後ろの部分の下にろうそくを置いて完成です。
アルミパイプの中を水で満たしておきます。
準備ができたら、船を水に浮かべてろうそくに火をつけてみましょうしばらくすると、船が進み始めました。
『船がぶるぶる震えてる!』
蒸気船は震えながら前に進んでいきましたね!アルミパイプの先をよく見ると泡はでていません。
このことから、ろうそく付近で温められた水が水蒸気となり体積が増加することでアルミパイプの先にある水を押し出して進んでいることが分かりました。今回の実験では水の状態変化と体積変化を学ぶことができました。
ではほかの物質では温度によって、どのように体積が変わるのでしょうか。
ぜひ調べて見てくださいね!栄光サイエンスラボ 経堂校