- マスターコース(小学3~4年生)「カルメ焼きを作ろう」
- [高田馬場校]
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実験内容が、よりお分かり頂けます。今回の実験テーマは「カルメ焼きを作ろう」です。
最近、人気ドラマに登場して話題の「カルメ焼き」ですが、このお菓子を作る際には、ある大切な化学反応が関わっているのです。今回の実験の主役は「重曹(じゅうそう)」です。
重曹は加熱すると、二酸化炭素、水、炭酸ナトリウムの3つの物質に分解されます。
この反応を「熱分解」といいます。熱した砂糖水に重曹を入れたときに発生する二酸化炭素によってカルメ焼きは膨らみ、サクサクになるのです!
まずは重曹を加熱して、熱分解の様子を確認しましょう。
試験管の中に水滴が発生して、試験管の口と繋げた石灰水が白く濁りましたね。また、加熱前の重曹と、加熱後に試験管に残った炭酸ナトリウムの性質を、フェノールフタレイン溶液を使って確認しました。
アルカリ性の強さが変わっていることが分かりますね。重曹の性質が分かったところで、いよいよお待ちかねのカルメ焼き作りです。
砂糖水を色が変わるまで加熱して...
重曹を入れて素早く割り箸でかき混ぜると、だんだん膨らんできて、冷めて固まったらカルメ焼きの完成です!中の様子をみると、気体が発生して沢山の穴が空いていることが分かりますね。
今回の実験で、お菓子作りにも化学反応が関わっていることを知っていただきました。
ホットケーキやクッキー作りにも、ベーキングパウダーとして重曹が使われています。
皆さんも日々の生活でどのようなところに重曹が使われているのか探してみてください。栄光サイエンスラボ 高田馬場校