【栄光サイエンスラボ】幼児・小学生・中学生のための科学実験教室

実験レビュー

ドクターコース(小学5~6年生)11月後半実験レビュー
[勝どき校]

廃油をリサイクル
みなさんは、石けんの起源を知っていますか??

石けんは今から5000年ほど前の紀元前3000年代にローマにあるサポーの丘で、 焼いた肉の油と、木の灰が混ざって、誕生したといわれています。
そう、石けんは「油」とアルカリ性の「灰」が反応してできたものです。
今回は、いらなくなった油を石けんにリサイクルしました!

~石けんづくり~

まずは、ステンレスカップに石けんを作るための薬品を入れて、水に溶かします。
アルカリ性はタンパク質を溶かしてしまうので、手や目につかないよう、防護メガネと手袋で しっかりカバーします!
その薬品を青色・赤色リトマス紙につけると...青くなりましたね!D2011201.jpg

次に、薬品を加熱して、油を加えて「けん化」します。
液全体にねばりけがでたら、火を止め石けんの完成です。
今回の石けんは、残念ながら手洗いなどには使用できませんが、 実際にお家で作った時は、これからさらに1か月風通しの良いところで保管します。
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さて、いよいよこの石けんを使って実験です!

~石けんと水~
石けんは、油と仲の良い部分(親油基)と、水と仲の良い部分(親水基)をもっています。
この油となじむ部分が、油汚れに密着し、水と仲良しの部分が油汚れを取り囲み、水に流してくれます。
しかし!水の硬度(カルシウムイオンやマグネシウムイオンの含有量)が高いと、 石けんが水となじまなくなり、洗浄力が落ちてしまします。
そこで、でき上った石けんと油と塩化カルシウムを使って、泡立ちを比べてみました!
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A=油と水(石けんなし) B=油と水と石けん C=油と塩化カルシウム水溶液と石けん

それぞれを試験管に入れ、激しく振り混ぜます!
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結果は...
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Bは良く泡立ちましたが、A,Cはほとんど泡立ちませんでした!
また、B,Cは油と水が混ざり合ったように見えます!

「やっぱりー!」とみんな、予想通りだったようです★

油を石けんにリサイクルすることで、捨てる油の量を減らすことができれば、 環境への負担を減らすことができますね。
是非、お家でも挑戦してみてください!
※ご自宅でアルカリ性の薬品を使用する場合、皮膚などを侵食する危険がありますので、 取り扱いに十分注意してください。

栄光サイエンスラボ勝どき校 長谷川