栄光サイエンスラボ ~本格的な科学実験を通して論理的思考力を育成する~ 新年度開講

【宇宙旅行に出かけよう】スペシャリスト講座レポート

栄光サイエンスラボでは6月25日にスペシャリスト講座「宇宙旅行に出かけよう」を実施しました
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この講座は、東北大学学際科学フロンティア研究所の津村耕司先生にしていただきました。
先生は天文学の入門書として絶賛されている『宇宙はなぜ「暗い」のか?』を書かれており、
マンガ『宇宙兄弟』の監修もされていた、まさに宇宙のスペシャリストです

講座では、津村先生のお話を聞きながら宇宙旅行体験をしました。
宇宙旅行は、全宇宙空間を自由に動ける、4次元宇宙シアター『mitaka』(国立天文台4D2U製作)により、実現しています

旅行の始まりは、地上からの星空観察です。
みなさんの知っている星や星座などが、時間の経過とともに動く様子を見ましたね
また方角によって星の動きが違うこともわかりました。
では、なぜ星や太陽は動いているように見えるのでしょうか?

そこで、その疑問を解決すべく、mitaka内の宇宙へと旅立ちました
地上から飛び立ち、宇宙から私たちの住む地球が投影されると、「お~」と歓声がおこりました。
宇宙から見える地球は、時間経過とともにクルクルと自転していることがわかりましたね。
つまり、いつも私たちが見る星や太陽が動いて見えるのは、地球の自転によるものだとわかりました

mitakaはそれだけでなく、月の満ち欠けや日食のしくみ、また日食が起きている時に宇宙から見た地球の様子など、地球上からは絶対に見ることはできない視点で、映像を通して理解することできました。

旅は、続いて太陽系へと進んでいきます。
津村先生おすすめの「土星」は地球の外側にある惑星で、「輪がある」ことはとても有名ですよね
津村先生が注目したのは、その土星の周りを回っている「エンケラドス」という衛星です。
この衛星にはなんと生命が存在する可能性があるのだそうです
生命が誕生するためには、「水」や「熱」などの条件が必要です。
エンケラドスは氷で覆われているのですが、その奥深くには生命誕生に必要だと考えられている液体の水や熱水噴出の可能性が高いとのことでした。

土星や他の惑星のお話を聞いた後は、いよいよ太陽系の外に出て銀河系(天の川銀河)に飛び出しました。
地球や太陽系だけでも私たちからすればとても大きなスケールですが、その太陽系ですら銀河のほんの一部にすぎないことを生徒さんも、保護者の方も感慨深そうに見ていました。
また、銀河の中心部分には「ブラックホール」があることや、皆さんが良く知っているオリオン座を形作る星々は、実は地球からの距離がバラバラであることをmitakaならではの映像で理解していただきました。

宇宙旅行の最後は宇宙の果てまで飛び、宇宙全体を観察しました。
私たちが住んでいる天の川銀河のような銀河が、宇宙には無数にあり、その圧倒的なスケールを感じながら、地球へと再び戻ってきました。
地球に着くなり、「あ~、宇宙旅行って大変」という声が上がるくらい、宇宙は広かったですねぇ

津村先生の楽しいお話とmitakaによる、宇宙旅行体験が、今後みなさんの星や宇宙への興味や関心につながってくれれば幸いです

     ★講義の様子です★
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ご参加いただいた方たちの感想を一部ご紹介します。
■保護者様より
「本の平面でみるより立体的で宇宙の全体が見れて先生のお話もとても分かりやすくてよかったです。」
「知らないことを教えていただき大人としても勉強になりました。子どもとも家で話したいと思います。」
「うちの子どもには少し難しかったようですが、宇宙の広さを知るのにはちょうど良かったと思います。」

■生徒さんより
「おもしろい 星もみえてブラックホールがなにかもわかったからうれしい。たのしかったです。」
「宇宙のことはあまり知らなかったけど、この体験に参加してみて138億年が宇宙の果てだと初めて知りました。とても楽しかったです。」
「うちゅうを海にたとえるとちきゅうは1つの分子にもすぎないんだとおもった。」

みなさま、ご参加いただき、ありがとうございました

栄光サイエンスラボ 練馬校 水野